スケール練習のやり方
毎週土曜日夜8時から『土曜の夜は生トモコ?』をご視聴頂きまことにありがとうございます。番組冒頭は決まってこの “スケール練習” からですね。生放送でこういった企画は珍しいとは思いますが、日々のコツコツとした積み重ねが、少しづつ実を結んで行くことでしょう。
まずは “スケール練習” の目的を見て行きましょう。まずは演奏の前の準備体操です。早く弾くための練習ではなく、右手と左手のタイミングをしっかり合わせるための練習です。日々継続して行くと、フォームが安定する(無駄な動きが減る)、ピッキングコントロールの練習、音が長くなめらかになる、音感が良くなる、アドリブソロの幅が広がるなど、様々な恩恵があります。ゆくゆくはギターリストが抱える悩みの数々が解決される事になります。例えば・・・
- やる気がおきない・個人練習が嫌い。
- 力が入って指や手が痛くなる。
- 家で出来るのに人前では緊張してとちる。
- ピッキングに抑揚が付けられない。
- 覚えたメロディーを丸ごと忘れてしまう。
- チューニングがくるっているのに気付かない。
- 存在感・説得力のある1音を出したい。
- ペンタトニック以外の音も入れたアドリブソロを弾きたい。
すべて解決します。実感が無いうちは信じられないかとは思いますが、このスケール練習は、師匠 竹田和夫さんからの直伝です。ビギナーから熟練ギタリストまで全ての皆さまにそれぞれに効果がありますので、「退屈だ」と言わず信じてやってみてください。千里の道も一歩から!ご一緒に取り組みましょう!
指番の図の見方
- 自分のギターを上から見たならびになっています。
- 左の番号は弦です。6弦から1弦まで並んでいます。
- 下の段の「7」と「9」はフレッドです。スタートの音は「6弦の8フレッド」になります。
- おさえる丸の中には、2・3・4と、ゆび番号が書いてあります。あくまで目安ということでやりやすいようにアレンジして下さい。
- 青い丸は「ルート音」です。この絵は「Cメジャーセブンス」なのでルート音は「C(ド)」ですね。このスケールですと3ヶ所に「C(ド)」があります。このように絵で覚えると便利です。なぜならこの後キーが変わっても並ぶ形は変わらないからです。
「Cメジャーセブンス」から始まり7つのKeyに転調します。( C、D、E、F、G、A、B♭、C )始まりの音が変わるだけで形は同じです。6弦から始まる「6弦ルート」と、5弦から始まる「5弦ルート」があり、1・2弦の押さえる場所が変わるのでそこだけ注意しましょう。
「メジャーセブンス」「マイナーセブン」「セブンス」「ナチュラルマイナー」の4つのスケールが出てきます。ドレミのミが♭したり、シが♭したりと少しづつ違いますが、丸ごと形で覚えてしまって大丈夫です。要するに今回覚えるのは4パターンだけです。あとはKeyによって位置がずれて行くだけです。
そのうち、聞こえてきたコードに合ったスケールがいつの間にか弾けるようになります。さあ始めましょう!「案ずるより産むが易し」でございます。
ビデオは「解説編」と「実践編」に分かれています。まず「解説編」でゆっくり覚えたら、「実践編」を1日1回やってみましょう。土曜日は一緒に弾きましょう!それでは楽しんでくださいね ♪ <<どうしても速い~という方はビデオ下部の「設定」(歯車のマーク)をクリックすると再生速度を変えられます。>>
次回は「アルペジオ練習」について解説いたします。どうぞお楽しみに!!!
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